そういう状況にならないよう、日頃から安全なルートを選ぶということが最善の方法だと思います。
しかし、もしその状況になってしまったら・・・いつ何が起きるか分からない時代です。
あなたは、その時に冷静に対処することができるでしょうか?
人間は想定外のことが起こると脳が思考停止の状態に陥ります。文字通り、頭が「真っ白」になってしまうわけです。
そのような頭が真っ白な状態で、あなたは様々なことを思い浮かべるでしょう。
「やばい・・・俺、ケンカの自信ないし・・・」
「今すぐ逃げたいけど、そんなことしたら彼女に嫌われてしまう・・・」
「なさけない俺を見たら、彼女の気持ちはいっぺんに冷めてしまうんだろうな・・・」
「だれか、助けてくれ!」
そんな時に、もし冷静に対処できる方法を知っていればどうでしょうか?
●相手をできるだけ怒らせることなく、
●できるだけ取っ組み合いにならないようにして、
●しかも彼女(家族)を安全な場所に逃がすことができて、
●男としてのプライドを守ることができる方法
を知っていれば、きっと彼女(家族)は、あなたを頼りがいのある男として見直すことでしょう。
チンピラに絡まれた時の対処方法として、まず一番最初に押さえておかなければならないのは、危機的状況の中で対処するためには、「精神的な強さ」が絶対必要だということです。
これなくして、いくら素晴らしい技術を持っていても全て無駄になってしまいます。
技術だけではどうにもならない世界があるのです。それがリアルの世界なのです。
「ケンカも技術があれば勝てる」という人がいますが、そういう人は試合の世界でしか生きていない人の言葉です。
危機的状況、緊迫した状況の時に、果たして試合の時と同じように技が使えるかというと、そんなことはありません。
現実はルール無用の世界です。何が飛び出すか分からない世界なのです。相手の迫力にのまれることだってあります。
「でも、そんなこと言っても怖くて冷静に対処なんかできないよ!」という声が聞こえてきそうです。
その通りです。冷静になる必要なんかありません。危機的状況の中で「冷静になれ」っていう方がおかしいですよね。
ではどうするのか・・・恐怖心を上回る「気力」を出すことが重要なのです。
「怖いけど、俺は負けないぞ!!」という気力です。もちろん、ケンカして勝つ必要はありません。
その状況の中で、気持ちが負けないことが重要なのです。
「そんなに簡単に気力が出せれば、みんな苦労しないよ!」と思うでしょうが、実は簡単に「気力を出す方法」があるのです。
それが「緊急時の呼吸法」なのです。やり方は、いたって簡単です。
下腹(丹田)に力を充実させて息を吐き出すのです。それを数回行うだけで、大きな精神作用があるのが分かるはずです。
これで、まずは恐怖心をある程度、抑えることができるので、次の対処に移ります。
もし彼女が自分の横にいるのならば、必ず彼女を自分の後ろに移動させることです。これは、日頃から簡単な申し合わせをしておくことが大切です。
もし相手が横に移動したならば、彼女の位置も移動させます。つまり、彼女と相手との対角線上に必ず自分がいるという状況にするのです。
その状況で説得を試みましょう。「警察を呼びますよ」「人が見てますよ」といった感じです。
それでも、さらに近付いてきたなら、「手のひら」を相手の腕に優しく当てるのです。
「手のひら」には不思議な力があり、優しく手のひらで触れられると人間は敵対心を起こしにくくなります(手のひら効果)。
これを私は、「パームガード」と呼んでいます。
この間に、彼女(家族)を安全な所に逃がしましょう。近くに交番があれば、そこに助けを呼んでもらいます。
コンビニ等があれば、警察を呼んでもらいます。この状態でさらに説得を試みます。
「取り返しがつかなくなりますよ」「警察が来ますよ」
その状態で、もし相手が殴りかかってきた時は・・・実は「パームガード」には、二つの意味があるのです。
一つ目は、相手の敵愾心をそぐためにワンクッション置くこと、二つ目は、手を腕に押さえておくことで不穏な動きに対して対処することです。
もし、パームガードさえ押さえておけば、片手にナイフを取り出したときにも対処することだってできます。
例えばこんな感じにです。
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